シンガニの故郷 ボリビア

ボリビアは、北をブラジル、南をアルゼンチン、東南をパラグアイ、南西をチリ、北西をペルーに囲まれた内陸国です。観光資源も多く、標高約3,700Mにあるウユニ塩湖は、空を湖面に映し出す「天空の鏡」とよばれる神秘的な絶景が広がっています。世界最高地(標高3,600M)にあるポトシ市街は、1987年に世界遺産に登録されました。三角形の稜線を持った山々が、かつて銀採掘で栄えた赤い瓦屋根を持つ街並みを悠然と見下ろしています。

国名 / ボリビア多民族国
面積 / 110万平方キロメートル(日本の約3倍)
人口 / 1,135万人(2018年)
首都 / ラパス(憲法上の首都はスクレ)

南アメリカ大陸のほぼ中央部に位置するボリビア多民族国は、その国土に4,000m以上の山々が連なるアンデス高地をはじめ、熱帯雨林やサバンナが広がる低地を含むなど、実に多彩な自然環境に恵まれています。また、アンデス高地では先スペイン期より高度な文明が栄え、さらにスペインによる植民地時代には、 ポトシ銀山より掘り出された膨大な量の銀が当時のヨーロッパ経済に大きな影響を与えました。そして現在でも、色彩豊かな民族衣装やフォルクローレ音楽、古くより続く民間信仰など、特色ある民族文化が多くの人々の関心を引きつけています。

(たばこと塩の博物館『魅惑のボリビア』より抜粋)