シンガニの特徴

01 “果物の女王”と呼ばれるマスカット・オブ・アレキサンドリアを惜しみなく使用
02 高地(標高約1,800m)で生産されることによる世界でも稀な自然”減圧蒸留”
03 ボリビア国内での輸出制限による品質の確保 
04 米国最大級の酒類コンペティションで特別金賞を2回受賞

シンガニの原料は、エジプト原産であるマスカット・オブ・アレキサンドリアの1種類のみとなります。
透き通った宝石のようなエメラルドグリーン、芳醇な味と香り、甘すぎず爽やかな甘酸っぱさと、姿・香り・味のすべてにおいて気品があり、クレオパトラも食べたと言われていることから”果物の女王”とも呼ばれています。  

15世紀スペイン統治時代に宣教師がボリビア持ち込んだことが始まりとなり、ボリビアの環境はマスカット生産に非常に適していた(※3)ことが、今日までのシンガニ生産を支えています。

※3:標高が高い/昼夜の寒暖差が大きい/日照時間が長い

シンガニは、そんなマスカット・オブ・アレキサンドリアを1本(750ml)あたり10kg相当(※4)もの量を使用して造られているのが大きな特徴の1つです。
※4:一般的なワインに使われているブドウの量:約1kg~1.2kg 

“減圧蒸留”とはその名のとおり、蒸留器内の気圧を下げて蒸留する方式です。気圧が低い場所(標高が高い山など)でお湯を沸かしたとき、100℃より低い温度で沸騰します。この原理を利用して行うのが”減圧蒸留”です。
沸点が低いことで、原料由来の成分や雑味の元となる成分の抽出も抑えられるため、クセのないまろやかなお酒が出来上がります。 

シンガニは標高約1,800mの渓谷で収穫~蒸留まで行っており、装置が無くとも自然に”減圧蒸留”となります。アルコール度数40%とは思えない圧倒的な飲みやすさで驚かれると思います。

シンガニは以下の色で4つのランクに分かれています。

海外への輸出を認められているのは、各ブランドの「黒」と「紫」のランクのみとなっており、LPARは「黒」に該当します。メーカー側がマスカットの使用量や熟成期間を鑑みランクを選定しており、現地での普及は「青」と「赤」が多く、「黒」と「紫」は富裕層向けという位置付けです。
メーカー側が輸出制限を設けてくれていることにより、品質が保証された商品を皆さまの元にお届けすることが出来ます。

LPARはSFWSC(※5)で2017年と2022年の2回、特別金賞(Double Gold)を受賞しています。
2017年の受賞を皮切りに、今まで世界にあまり流通していなかったLPARの流通が加速し、アメリカ・イギリス・ブラジル・日本と世界中で広まりつつある商品となります。 

※5:
SFWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)
世界三大酒類コンテスト(IWSC、ISC、SFWSC)のひとつで、酒類業界の注目が集まる米国最大級の酒類コンペティションです。世界各国から約5,000点程の商品が出品され、審査ではバーテンダー、レストランのシェフ、流通バイヤー、食・飲料ジャーナリストなどの審査員による厳正なブラインドテイスティングが行われ、特別金賞(Double Gold)・金賞(Gold)・銀賞(Silver)・銅賞(Bronze)が選出されます。パネルのすべての審査員から金賞を獲得した商品は、特別金賞を獲得します。