葡道 –ブドウ-(竹田 英和 さん/Bar 霞町 嵐)

ボリビアと日本に伝わる葡萄の廻り合い。疫病快復を願う〈福茶〉で平安な世の中を祈る一杯

紀元前より現在に至るまで連綿と続く北アフリカ原産のマスカットオブアレキサンドリアが、【海路】でスペインからボリビアに伝わって蒸留酒シンガニとなり【陸路(シルクロード)】で大陸から日本に伝わって固有種甲州ワインとなりました。今!【シンガニ】と【甲州】が日本で廻り合い、疫病流行った平安時代に快復を願って飲まれた【福茶】と合わせて和食にも合うようにして日本でもシンガニが広く認知してもらうように作成しました。カクテル名【葡道】に葡萄の廻り合いを日本の精神性で表現して平安な世の中への願いも込めました。

葡道 –ブドウ-

  • シンガニ ロス パラレス/30ml
  • 甲州ワイン/60ml
  • ミドリ/10ml
  • 茶葉(川根茶)/5g
  • 米酢/1tsp
  • 梅干し、黒文字(ガーニッシュ)

すべての材料をミキシンググラスに入れ、しっかりステアして冷茶用の器に注ぐ。黒文字を炙ったら梅干しに刺してグラスに入れる。

[コンセプトに対する材料の説明]

葡萄が海路でボリビアへ伝わり「シンガニ」となり、葡萄が陸路で日本へ伝わり固有種「甲州」となる。「ミドリ」は、マスカットと同じ語源を持つ日本のマスクメロンのリキュールを使用し、シンガニが持つ麝香(じゃこう)を表現。「川根茶」は、シンガニの原料マスカット・オブ・アレキサンドリアの生産地のように高地で作られ同じ香気成分を持つ茶葉使用してハーバル感を表現。「米酢」は、シンガニと同じ香気成分を持ち、味を引き締める。ガーニッシュの「梅干し」は、疫病が流行った平安時代に飲まれた福茶のようにシンガニと同じ成分を持つ。「黒文字」は、カクテルピンとして使用。炙ることでシンガニと同じ成分がさらに発生する。

竹田 英和 さん

西麻布 Bar 霞町 嵐 店主。バーテンダー歴20年 埼玉県出身。テニスやスノーボードの選手時代を経て一転、バーの世界を目指す。20年前に開店して一世風靡していたBar霞町嵐に、初めて伺った時に【嵐の様なBarを出す】と決意。憧れ続けて30代初頭に嵐の店長として従事させて頂き、2011年には3代目オーナーバーテンダーとして努めさせて頂き現在に至ります。その他に、長年お世話になっております日本バーテンダー協会活動や有志でチャリティー活動等を通して、バーテンダーの可能性の啓蒙をさせて頂いております。 あと日本古来の乾杯の挨拶【弥栄】も普及活動しております^^;

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